人事のつぶやき

今の時代に求められる受験対策とは

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まーさん
まーさん

受験シーズン真っ只中ですね。
これまでの皆様の努力が実ることをお祈りいたします。

さて、今回の記事では人事ならではの意見として勉強法などとは違った受験対策の話をしたいと思います。

ここでは大学入試の入試形式の話をします。
大学入試には大きく分けて、①一般選抜(旧:一般入試)②総合型選抜(旧:AO入試)③学校推薦型選抜(推薦入試)④特別選抜 と4つあります。そのうち、基本的に私たち一般人が選べるのは①〜③の選択肢になります。

大学の入試形式

①一般選抜(旧:一般入試)

②総合型選抜(旧:AO入試)

③学校推薦型選抜(推薦入試)

④特別選抜

私がなぜ入試形式の話をしたかというと、皆さんにはあえて③→②→①の順で合格の可能性を探ってもらいたいからです。
理由は【効率がいいから】です。

もちろん一生懸命受験勉強をして、一般選抜に臨み、合格を掴んだ人の達成感たるや、今後の人生においてもとても大きな影響を与え、自信もつくことかと思います。
ただ、残念ながらその時の達成感や「この大学で入学後も頑張るぞ」という向上心は、4年間の楽しい楽しいキャンパスライフで胡散霧散になってしまうことが多いです。
しかも、自分が色んなことを我慢して必死に机に齧り付いて勉強して入学した大学なのに、同じ大学内には【推薦】などで入学している学生も結構多い。自分達よりも早く受験戦争から解放されている分、なんだか自分より人生楽している気さえしてしまう。
そういうことが大学、特に付属の高校等がある私立大学なんかでは多く見られる現象です。

では、そうやって楽して?大学に入った学生はずるい人間でしょうか?
私はそういった人たちを、【効率がいい】もしくは【しっかりと受験対策をしている】と評価します。

なぜなら、大学は入学して、4年で卒業してしまえば勝ちなのです。
どんな入試形式で入学しようと、[○○大学卒業]という肩書きには変わりません。
極論を言えば、大学の授業の評価だって首席でない限り、優良な成績で卒業したかギリギリの単位で卒業したかなんてその後の社会人生活では関係ありません。
聞かれるのは「どこの大学卒業?」です。

4年で卒業と書きましたが、上記の理論でいけば別段何年かかって卒業してもいいのですが、特段勉強したい等の強い理由がない限りは、経済的な面でもその後の社会人生活でどこか企業に入社する場合は、同期と年齢が違うという少しだけ気まずい事象を避けるためにも、なるべくギリギリでいいので4年で卒業しておくことがベストでしょう。

学生と社会人の違いとしてよく言われるのが、
【学生の時は努力が評価され、社会人は成果を評価される】です。
この違いに新入社員はとても戸惑います。
仕事を依頼され一生懸命頑張って取り組みますが、期日までに成果物が出来上がらなければ、それは【評価されない】ことになります。また、もし出来上がったとして依頼した内容と異なっていれば、それも同じく【評価されない】ことになります。なので新人には、期日ギリギリに「できません」とならないように、上司と方向性やスケジュール等は都度確認しながら進めるように、アドバイスします。

これは大学に関しても同様です。
卒業した大学という【成果=学歴】しか評価されないのです。

もちろん社会に出ると、学歴なんて本当に瑣末なことで、高学歴だから成功するといった世の中では、今やありません。様々なスキルを駆使して、のし上がっていくことができる下剋上なのだと、社会人生活が10年以上になってくるとつくづく感じます。
ただ、それでも学歴が全く意味がないかと言われたらそんなことはなく、時に使える武器にもなるのです。でも、あくまで一つの武器程度です。
だからこそ、【効率よく】その武器を手に入れることをお勧めしているわけです。

では、どうすればいいでしょうか。
今の時代に求められる受験対策とは?

正解は【情報弱者にならないこと】
情報収集を早く始め、それに向けて動き始めることです。

早くとはいつでしょうか?
高校2年の春?それとも高校1年?

いいえ、それでは遅いです。
高校もしくは私立中学の学校選びの際から大学受験を視野に入れて学校を選ぶことが重要です。
もちろん高校自体の魅力はそれぞれあると思いますが、選ぶ時のチェック項目に【自分が行きたいと思う大学への推薦枠があるかどうか】を追加しておくのです。
そして、無事高校に入学したら、指定推薦枠が狙える成績を維持して推薦枠を獲得してください。

もし指定校の推薦枠が狙えない場合は次の②総合型選抜(旧:AO入試)を狙って情報収集を行い、対策して入試に臨んでください。

ただ、③や②を狙ってそちらに時間を使いすぎて、①一般選抜しか選択肢しか残らなかった時にずっと①しか狙っていない人に勉強で遅れをとってしまうのではないか?という懸念がありますよね。もちろんそれも正しい意見だと思います。
ただ、指定校推薦枠を取るためには高水準の成績を維持しなければいけないので、その時点である程度の受験勉強対策はできているはずで、むしろその点でも取り掛かるのは早いと言って過言ではないでしょう。

②総合型選抜(旧:AO入試)③学校推薦型選抜(推薦入試)を進める理由は早く合格が決まるという時期の点も非常に大きいです。
合格が早いと、気持ちも楽になるのは確かですが、それだけではなく経済面でも塾等の費用もその分浮くし、もし一人暮らしをするのであれば、物件探しも早く始められるため、いい条件の物件を見つけやすいといったメリットもあります。色んな点において、早く合格するということはメリットだらけなんです。

長々と書きましたが、これはあくまで②総合型選抜(旧:AO入試)③学校推薦型選抜(推薦入試)の枠がある学校に限った話なので、もしそのどちらもない大学等を目指されるのであれば、やはり一般選抜対策をしっかりするべきでしょう。ただ、そこでも言えるのはしっかりと傾向対策を行うために情報収拾をしっかりと行い対策を立てて臨むべきで、情報弱者にならないようにしましょう。

今の時代に求められる受験対策。
それは総じて【情報弱者にならないこと】です。


ABOUT ME
マンガのような人・まーさん
マンガのような人・まーさん
既婚子ありのアラフォー。ワーキングマザーで、人事業務に従事しています。
狙ってませんが、マンガのようなネタの多い人生を歩んでおります。 先日は上司から【女版出川】と言われましたww ワーキングマザーとして必死に生き、一応企業で人事やってます。 育児のことや親の介護のこと、自分自身のキャリアのこと、夫婦のこと、お金のことなど試練や課題は数多あるけれど、なんとか頑張って乗り越えていこうと日々を過ごしております。そんな私の珍道中?奮闘記?です。 楽天やアマゾン、その他の通販サイト等で健康グッズやサプリなど大学生以降のこの20年近くの期間に購入した商品・サービスは多種多様。(好奇心旺盛のため、人よりかけたコストは多めかも!?) そんな私がこれまでに試してよかったものを、世に広めずにいるのはもったいないと今更ながらに感じ、色々と試した商品・サービス等を本ブログで紹介していけたらと思っています。 おとぼけ夫とおすまし娘とマイペース犬のファミリーです♫
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